教師の労働環境という面でも、少人数学級は必要だと思う

 今回は、労働に関係なさそうで割と関係ある話。

 現在、日本では小学1年生については1クラス35人を上限としております。尤も、2011年の改定前は上限数は40でしたし(小学1年生以外は今も40)、1980年以前だと45人でした。
 しかし、他の先進諸国を見ても、一人の先生が担当する人数は日本はかなり多い方です。学力世界一のフィンランドでは24ですし、イギリスやアメリカでも、30人以下が大半となっています。一方で、日本は半分以上が普通となっています(参考:35人学級を40人に戻すよう財務省要望との報道に反対意見が続出「データ比較できるのか」 The Huffington Post)。しかし、アメリカ、テネシー州での研究においても、少人数学級のほうが、学力のアップが認められております(参考:今後の学級編制及び教職員定数の改善に関する有識者ヒアリング(小川正人氏提出資料) 文部科学省)。長野県では、田中康夫知事の時代に、30人学級を小学校で実現させるべく働きかけており、平成17年には7割を超え、それによってきめ細かな対応が可能になったとの声もあります(参考:信州・長野県の教育改革の成果)。

 閑話休題。
 教師が激務により自殺に追い込まれているという記事が数日前に配信されました。

精神疾患で休む先生が急増中。そんな衝撃的なデータがある。文部科学省の発表によると、教師の在職者に占める、精神疾患による病気休職者の割合は、この10年で約3倍に。
(中略)
【授業以外の雑務】
 授業以外に、膨大な事務作業を抱える教師。その内容は?
「会議資料や、行政からのアンケート回答、物がなくなった、誰が転んだといった生徒のトラブルにまつわる報告書など。他校の先生が授業を見学に来る授業研究の準備もあります」(藤井さん)
【成績評価や授業の複雑化】
 教師の多忙の原因のひとつとなっているのが、子どもたちにつける成績評価の変化。
「学業の成績以外にも、『授業態度』の欄が教科ごとにあります。これを全生徒分つけると膨大な量になり、時間もかかります」(藤井さん)
 またアンケートでは「習熟度別授業の導入で、1クラスを大人数で担当するため、すり合わせやミスの確認に時間がかかる」との回答も。

休職・自殺する教師が急増――背景に“消費者”感覚の保護者 週刊女性PRIME 2016年6月2日

 まあ、激務の原因は、クレームをつける保護者や部活動顧問の実質的な強制等、多人数学級だけではないのですが、記事の通り、「授業態度の評価」「生徒の放送書」「熟練度別授業」については、少人数学級を実現することによって、教師側の負担も減ります。少人数学級の結果として、教師の負担も減り、一人ひとりに対してきめ細かい教育が可能となるのは、想像に難くないでしょう。
 そもそも、教育は日本の将来の財産を育てる、非常に重要なものです。その財産を失わない為にも、少人数学級は取り入れるべきではないでしょうか。

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