労働面から各党マニフェストを見る ④共産党(その1)

 2016年参議院選が近いため、労働面から各党マニフェスト(公約)を見ていきたいと思いますの第四弾。
 今日は共産党の選挙公約(参議院議員選挙政策)。
 なお、参議院選挙 各分野の政策(2016年)もあり、非常に長くなるので、二回に分けます。

――診療報酬の引き上げや医師・看護師の計画的増員により「医療崩壊」を打開します。保険外負担・混合診療の拡大をやめ、保険診療を拡充します。

 医療の待遇を引き上げる事を記載。数値目標、時期については記載なし。


――特養ホームなど介護施設の抜本的増設で、待機者問題を解消します。介護保険料・利用料の負担減免をすすめ、削減された介護報酬を引き上げ、介護・福祉労働者の賃上げと労働条件の改善をはかります。

 介護、福祉労働者について、賃上げ、労働条件改善とあり。具体的な数値目標はなし。

――雇用保険の拡充、失業者への生活援助、再就職支援の強化をすすめます。

 雇用保険や失業者の援助強化を記載。こちらも、具体的な対策や数値目標、時期については記載なし。


(1)30万人分(約3000カ所)の認可保育所を緊急に増設します。
(2)保育士の賃上げ、配置基準の見直しで労働条件を改善します。

 ――野党共同で提出した保育士賃上げ法案(月額5万円アップ)を成立させ、さらに5年間、毎年、月額1万円の賃金アップをすすめて、合計10万円の賃上げをはかります。
 ――保育士の配置数の適正化と国の運営費(公定価格)の引き上げで、保育士の労働条件を改善します。保育士の専門性にふさわしい処遇にします。
 ――非正規の保育士の「使い捨て」をやめ、正規雇用化をすすめます。

 保育所の増設、保育士賃上げ法案について、数値目標を記載。 また、5年間と時期を決めて、1万円ずつ賃上げすることを名言。合計すると、民進党の5万引き上げの倍、10万円となる。
 また、正規雇用化をすすめるとあり。こちらについては、具体的な対策についてはなし。


(1)残業時間を法律で制限し、長時間労働を是正し、「過労死」をなくします。

 ――残業時間の上限を法律で規制し、終業から翌日の始業まで最低11時間空けるインターバルの確保など労働基準法を改正します。
 ――「残業代ゼロ法案」に断固反対し、廃案をめざします。

 民進党と同じく、残業時間、インターバル確保の規制を明言。インターバル11時間も民進党と同じ。
 また、「残業代ゼロ法案」(ホワイトカラーエグゼンプション)についても反対と明記。


(2)ブラック企業、ブラックバイトをなくします。

 ――違法な「サービス残業」が発覚したら残業代を2倍にして払わせるなど、「ただ働き」を根絶します。
 ――離職者数や過去の労働法違反の経歴など、労働条件や職場環境の実態がわかる企業情報を公開させます。
 ――パワハラ行為を行った企業には、労基署などが助言、指導、勧告を行い、勧告に従わない企業名を公表します。

 サービス残業について、具体例付きの罰則を明記。
 企業情報の公開、パワハラへの対策も記載。


(3)雇用のルールを強化し、非正規から正規への流れをつくります。

 ――労働者派遣法を抜本改正し、派遣労働は臨時的・一時的業務に限定して、正社員の派遣労働への置き換えをなくします。

 ――同一労働同一賃金、均等待遇を、労働基準法、男女雇用機会均等法、パート労働法、労働者派遣法に明記するなど、非正規への不当な差別・格差をなくします。

 同一労働同一賃金を既存の法に明記するとあり。なお、民進党は法律を作るとあり、微妙に異なる。


最低賃金は、1500円をめざし、いますぐどこでも1000円に

 最低賃金の抜本的な引き上げは、消費に直結する即効性のある経済対策です。アメリカでは、最低賃金が高い州の方が景気が良いことが実証され、経営者からも最低賃金の引き上げ要求が出されています。中小企業への支援を行いながら、最低賃金の抜本的な引き上げをすすめます。

 ――最低賃金をいますぐどこでも時給1000円に引き上げ、さらに1500円をめざします。
 ――社会保険料減免や賃金助成など、中小企業の賃上げに本格的な支援を行います。
 ――最低賃金の地方間格差を是正し、全国一律最低賃金制に踏み出します。

 いますぐどこでも時給1000円に引き上げとあり。自民、公明、民進と異なり、「いますぐ」と曖昧ながらも時期を記載。
 また、1500円をめざすともあり。また、全国一律最低賃金制を取り入れるとあり
 中小企業に支援するとの記載もあり。


――男女賃金格差・昇進昇格差別などの是正をはかり、職場での男女平等をすすめます。

 こちらにも男女平等賃金とあり。但し、具体的な対策や時期の記載はない。

 ここまでの総評としては、最低賃金をいますぐとある通り、他の3党よりは踏み込んで書いてる印象です。ただ、他の党にあった、介護・福祉労働者報酬の引き上げについて、数値目標がありませんでした。

(次回の記事に続きます)

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