声を上げることで思わぬ成果が生じる場合もある

 以前、シャンティというインド料理店で、経営者が十分な財産があるにも関わらず、従業員の賃金を支払わない上に逃走したというニュースを取り上げましたが、逃走した経営者に変わる経営者が見つかったとのことです。(以下、下記文章内で逃げた経営者を『元経営者』と書きます。新経営者と混合するので)

「とてもハッピーです。これから仕事がんばります」。8月12日、雇用契約書にサインをしたシャンティのインド・バングラの従業員たち。ニコニコしながら片言の日本語で語っていた。6月20日の「賃金未払い・倒産解雇」からじつに約2カ月、お店に泊まり込んでたたかってきた従業員が手にした「最初の勝利」だった。
(中略)
 新会社をつくったのは40代の若手経営者・神野さん。シャンティの問題を報道で知り「自分にできることはないか」と支援に乗り出した。しかし実現には紆余曲折があった。難航した交渉をまとめてきたのがシャンティ労組顧問・指宿弁護士だった。指宿さんはこの日、ホッとした表情で「感無量です」と語っていた。

「とてもハッピーです」~シャンティ従業員の雇用継続が実現! レイバーネット 2016/8/13

 シャンティの従業員の皆様にとって、安心して働ける環境が整ったということで、ひとまず安心でしょう。

 今回このような結果になった理由については、新経営者の神野さん自ら語るように「報道で知って、自分にできる事はないかということで支援した」とあります。つまり、メディア等も巻き込んで、このような問題の声を上げた事が功を奏したといっても過言ではないでしょう。
 これに限らず、ツイッター等で労働法の知識をやり取りしたり、カンパを行ったりしていました。これは黙っていれば成されない事であり、声を上げる事によるメリットは決して少なくないという証明でしょう。

 もっとも、労働争議としては、元経営者と和解したわけでもなく、経営者が然るべき賃金を支払ったわけでも、法律の下何らかの罰を受けたわけでもないわけで、労働争議の解決は未だ道半ばではあります。元経営者の姿勢を見るに、非常に悪徳で、かつ財産があるからあらゆる対策をしてくる可能性は非常に高いです。シャンティや関係者の皆様にとっては、これからまだまだ先は長いですが、決して負ける争議ではないので、完全勝利を信じて、最後まで戦い抜いてほしいと思います。

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