外国人技能実習生への非道な扱いも無知を悪用する悪徳企業によるもの

 外国人技能実習生の失踪がなんと5000人を超しているというニュースが入ってきました。

日本で働く外国人技能実習生の失踪が昨年5800人を超え、過去最高にのぼったことがわかった。法務省によると、昨年失踪した技能実習生は5803人で、これまで最も多かった一昨年の4847人を約1000人上回った。
(中略)
東京・台東区にある外国人技能実習生ネットワークには、毎週のように悩みを抱えた外国人が訪れる。「仕事を教えてくださいとお願いすると、“何で分からない“と頭をドンと殴られる」そう話すのは、2年前に来日し、技能実習制度を利用して配管工として働くカンボジア男性(33)だ。彼は日常的に日本人社員から暴力を受けていたという。
こうした状況の中で政府は、外国人技能実習生の労働環境改善のため動き始め、先月25 日、「技能実習生保護法案 」が衆議院で可決された。不正を監視する「外国人技能実習機構 」を設置し、受け入れ団体や企業の立ち入り調査をおこなうという。

暴力やセクハラ、時間外労働が原因?日本で働く外国人技能実習生の失踪者数が5000人超える Abema times 2016/11/02

 これらのエピソードがごく少数の企業であればまだしも(それでも酷い話ですが)相当な数の失踪人数を見るに、決して稀な事ではないのは明らかでしょう。そもそも、日本人同士であっても、未だにこのような事は聞くことが多いです。
 そして、著名な企業のワコールでも、下記のような実態が報告されています。
 

 酷い話ですが、言うまでもなくこれらは違法行為です。外国人技能実習生といえど、実質的には賃労働であり、彼らには最低賃金以上の賃金を支払わなければなりません。正当な理由もなしに印鑑と通帳を預かる事を強いるのも、脅迫罪等に当たる可能性があります。暴力も、パワハラどころか、暴行罪、傷害罪等に問われます。
 尤も、言語すら違う外国人に対しては、企業は法律の知識などがない事を良いことに自国人以上に法律を守らない傾向があるようです(制度の不備や、差別的な感情もあると言われれば、それも否定はできませんが…)。日本は言うまでもなく、少し前にオーストラリアでもそうであるという記事を書いたので、普遍的な事実としてそういう事があるのでしょう。
 何度も書く月並みな結論ですが、働く場所の労働者の基本的な権利は押さえておく必要があるでしょう。悪徳企業から身を守るためには、それは避けては通れない道であるのは明らかです。

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