労働トラブルの相談先の順番~サーティワンの問題と関連し…~

労働トラブルの相談先はどれがよいのかという記事と関連して。
サーティワンアイスクリーム仙台一番町店の従業員が労組に入り、フランチャイズ本社と労働争議を行っていると昨日ニュースになりました。

 サーティワンアイスクリーム仙台一番町店(仙台市青葉区)の契約社員の元店長や元学生アルバイトら3人が9日、賃金未払いが労働基準法違反に当たるなどとして、仙台労働基準監督署に是正を求め申告した。
 申告内容は、(1)不正確な賃金計算で未払いがある(2)閉店後の深夜も1人勤務を強いられた-など15項目。
 記者会見した30代女性元店長の場合、昨年6~8月の3カ月で約130時間の未払いがあり、役職手当や持ち帰り残業分にも未払いがあるという。休憩室にはカメラが設置され、「人権侵害にも当たる」と訴えた。
 元店長は抑うつ状態と診断され、昨年9月に休職し、12月に退職した。「精神的につらい思いをし、辞めた仲間が何人もいた」と語った。労働組合のみやぎ青年ユニオン(仙台市)に加入し団体交渉を2回行ったが、改善の見込みがないため申告に踏み切った。
河北新報「サーティワン一番町店 賃金未払い是正求め申告」2016年3月10日

ここにある通り、労組→労基署という流れになっています。相談先の長短を先日の記事で書きましたが、我ながら「どれがよいのか」という表現は安易だった気がします。別にこれらは取捨選択するものではなく、組み合わせることが可能だからです。
ということで、この案件では最初に組合(ユニオン)に加入して相談し、その後に労基署に行ったとあります。専門的な知識が豊富であったり、近所に良い組合がない場合を除けば、これがベストな選択肢でしょう。
何故ならば、良い組合であれば、労働法から争議についてまでの知識が豊富な人が多く、交渉で解決すべきこと、労働委員会で判断すべきこと、労働審判や裁判で解決すべきことを把握しているからです。また、煩雑な手続きをある程度代行してくれたり、労働問題に強い弁護士を紹介してくれる場合も多いです。
組合費や解決金に手数料がかかるのがネックではありますが、1から10まで自分だけでやるよりは、最初に組合に入りある程度は任せたほうが楽です。
また、組合の場合、労働組合法が適用されます。個人での交渉は使用者が断る事も可能ですが(労働委員会のあっせんも含め)、組合法の適用によって、使用者が断ることが法律的に不可能な団体交渉が可能となります。また、労働協約という就業規則を塗り替えられるものや、ストライキを行う事も組合加入によって法的に可能となります。

しかし、サーティワンアイスクリーム仙台一番町店(フランチャイズ店だから全店が問題ではないので、一応店舗名も付けておきました)、賃金未払だけではなく、更衣室兼ねた休憩室にカメラまで設置してるとはいやはや。この争議、(あからさまな違法行為ばかりで負けるわけがないと思いますが)是非勝利して欲しいものです。

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